木曽郡王滝村の宿泊型体験施設「名古屋市民おんたけ休暇村」にあるセントラルロッジのロビーにクライミング用の人工壁が完成し、14日に披露式があった。御岳山麓の標高約1450メートルにある同施設は登山客も利用しており、楽しみながら登山技術の訓練に使ってほしい、としている。 人工壁は、ロープを使う「リードクライミング」用が高さ7メートル、幅3メートル、ロープを使わない「ボルダリング」用が高さ2・5~3メートル、幅10メートルある。この日は県山岳協会スポーツクライミング委員長の中嶋岳志さん(56)=松本市=らが実演、難しいコースも簡単に進み、拍手が上がった。 施設を管理する公益財団法人おんたけ休暇村の坪内英二理事長(64)は「人工壁で自分の限界を知り、しっかりした登山技術を身に付けてほしい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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