職員逮捕で理事長が謝罪　松本市芸術文化振興財団

　松本市のまつもと市民芸術館を運営する市芸術文化振興財団の嘱託職員今井浩一容疑者（４７）＝岡谷市神明町＝が１５日に道交法違反（酒気帯び運転）の疑いで逮捕された事件で、同財団理事長の坪田明男・松本市副市長は１６日、市役所で記者会見し、「被害に遭われた方、市民の皆さんに深くおわびをしたい」と謝罪した。市の規定に準じて処分を検討するという。 　まつもと市民芸術館によると、今井容疑者は松本市で大道芸イベントがあった１４日、出演者やスタッフら約８０人と飲食した後、１５日午前０時ごろまで関係者と飲食した。同館の中沢孝支配人は「翌日は休日で、泊まると理解していた」と話している。 　逮捕容疑は、１５日午前０時２０分ごろ、松本市平田東２の国道１９号で酒気を帯びて乗用車を運転した疑い。松本署によると、今井容疑者の車が反対車線にはみ出して市内の男性の軽ワゴン車と正面衝突し、男性は首に軽いけがをした。同署は１６日、道交法違反（酒気帯び運転）と自動車運転過失傷害の疑いで、同容疑者を地検松本支部に送った。（長野県、信濃毎日新聞社）