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池田町の地名「七五三掛」にちなむ食事プラン人気

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 北安曇郡池田町会染のイタリアレストラン「あ・うん」が、町内の地名「七五三掛(しめかけ)」にちなんだ食事プランを考案、七五三の家族連れの人気を呼んでいる。店の顧問で、まちづくりにも思いを寄せる浜重俊さん(67)=松本市=が「楽しく食事しながら、池田の風土を知ってもらう機会に」と企画した。  七五三掛は、同町東山山麓にある集落。郷土史を調べている住民の吉田志郎さん(78)によると、この地名は坂上田村麻呂が八面大王征伐に際し、地元に今も残る「たな池」にしめ縄(七五三縄)を張り、身を清めたとの伝承に由来するという。  安曇野市の孫娘2人がことし7歳、3歳の七五三を迎えるという浜さんが、バス停にこの地名があったのを思い出し、「おめでたい名前だし、七五三祝いも今が旬」と、地元食材をふんだんに使ったランチ、ディナーの各コースとお子さまプレートを用意。七五三掛バス停で記念写真を撮って来店して―と今月から呼び掛けを始めた。既に十数組が利用しているという。  創作紙芝作りなどを通して中信地方の歴史や文物の掘り起こしにも取り組む浜さんは「池田は北アルプスと田園景観ばかりでなく、豊かな文化資源も数多く眠っているまほろば(すばらしい場所)」と魅力の発信に意欲的。吉田さんも「古きをたずね、生かしてくれるなら大歓迎だね」と話している。  11月15日まで(要予約)。問い合わせは同店(電話0261・62・1585)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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