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カーリングの町軽井沢、待望の中学部活が復活

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 北佐久郡軽井沢町の軽井沢中学校にカーリング部が復活、練習を始めた。同校や地元のカーリング関係者によると、県内の中学・高校の部活動では唯一。同校には、同町がカーリング競技会場となった長野冬季五輪(1998年)を挟んでカーリング部が活動した時期があったが、五輪の少し後になくなった。若手選手育成に向けた練習環境の充実などのために、保護者や地元の競技関係者らが復活を待ち望んでいた。  部員は1~3年生の男子6人、女子3人。9人は全員、以前から地元の軽井沢カーリングスポーツ少年団に入っていて、シーズン中の平日は週2回、氷上で練習していた。部ができて、残る3日の平日も放課後に町のカーリング施設「スカップ軽井沢」で練習ができるようになった。少年団が所属する軽井沢カーリングクラブの会員らが指導する。  10月1日の発足後、スカップ軽井沢が20日に今季の営業を開始するのを待ちながら陸上トレーニングを続け、23日に部として初めての氷上練習に入り、実戦スタイルの練習などを約1時間半行った。顧問の瀬下弥生教諭(29)はこの日が初めてのカーリング。「かなり筋肉を使うと分かった。太ももが痛い。生徒たちは輝いている」  中学生だけの全国大会はなく、軽井沢中としての大会出場予定は今のところないが、部長で3年生の甲斐周(しゅう)君(14)は「練習が増えると、技能も上がる。後輩は部として出る大会もあると思うので頑張ってほしい」と話す。  小松雅人校長(54)は「カーリングは軽井沢の特色。部の運営に課題はいろいろあるが、まずはスタートさせ、保護者やクラブの協力を得ながら一つ一つ取り組んでいきたいと考えた」としている。  スカップ軽井沢は、カーリング施設としての利用は今季が最後。来春は町の通年型カーリング専用ホール「軽井沢アイスパーク」がオープンする。部の練習もアイスパークを利用する予定だ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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