長野国際親善クラブ(長野市)は26日、長く交流している韓国の清州国際親善交流協会(清州市)の訪日団9人の歓迎会を長野市内で開いた。島根県・竹島の領有権をめぐり、日韓両国の間には対立があるが、両団体の会長は取材に対し、ともに「政治問題と民間交流は別」と話した。 同クラブ側は約30人が出迎え、小出博治会長(84)=長野市若里=は「心からお待ちしておりました」とあいさつ。電気工事会社社長を務める韓国側の姜成二(カンソンイ)会長(63)も「末永く心のこもった交流ができることを祈る」と誓った。 9人は同クラブの会員宅でホームステイをしながら29日まで県内に滞在し、上高井郡小布施町などの観光地を一緒に巡る。姜会長は取材に「民間レベルの交流を進めて(日韓の)公的な問題がうまく解決できるといい」と話した。 同クラブによると、同協会との交流は20年以上前から続き、韓国側の訪問は14年ぶり。(長野県、信濃毎日新聞社)
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