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リニア残土で町道整備検討 松川町、議会に利用法提示

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 下伊那郡松川町は17日の町議会全員協議会で、リニア中央新幹線のトンネル掘削に伴う残土を同町元大島での町道整備に活用する考えを説明した。残土の具体的な利用方法が示されたのは初めて。  町建設課によると、6月に県から残土利用について問い合わせがあり検討を始めた。活用を見込むのは、町道延伸計画がある元大島の約300メートル区間。この区間の両端の高低差は約25メートルあり、残土を盛って坂道にしてつなぐために、約10万立方メートルの残土が必要になるという。さらに、残土の一時保管場の設置も検討しているという。  ただ、町道の工事時期は未定で、一時保管場の位置もまだ決まっていないという。  残土利用については、県と関係市町村でつくる「建設発生土活用ワーキンググループ(WG)」で今後議論が本格化する見通しとなっている。  県リニア推進振興室によると、同室は6月、飯田下伊那、上伊那、木曽の3地域で設置されたWGの構成市町村に、残土の活用場所の有無などについて問い合わせた。吉沢久室長は「各市町村の回答については公表できない」とした上で、今秋にも見込まれるリニアの環境影響評価(アセスメント)準備書の公表を受けて「WGで残土の利用や処理を本格的に検討したい」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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