暑い夏、車に気をつけて　県内で交通安全運動始まる

　子どもと高齢者の交通事故防止に重点を置く夏の交通安全やまびこ運動が１９日、始まった。県内各警察署で２５日まで、子どもや高齢者を対象にした交通安全教室などを開く他、通学路などでの取り締まりにも力を入れる。 　松本市出川１の複合商業施設では、運動の出陣式が開かれた。終了後、松本署や交通安全協会の関係者など約２００人が近くの交差点に立ち、同署オリジナルの交通安全キャラクター「かもし課長」が描かれたポケットティッシュなどを運転手に配ってＰＲ。近くのさくら保育園の園児６０人が交通事故防止をテーマに車などの絵を描いた「交通安全の手紙」を啓発活動参加者に手渡した。 　長野市小島田町の国道１８号の古戦場入口交差点でも、長野南署や長野南交通安全協会などの約１５０人が、安全運転を呼び掛けるうちわなどを運転手に配った。 　県警交通企画課によると、１月から今月１８日までに県内で発生した人身事故件数は前年同期比３件増の５３０７件。死者は同４人増の５１人で、うち６５歳以上の高齢者は２５人に上る。同課は「夜間は夜光反射材や目立つ服を身に着けて外出してほしい」と呼び掛けている。（長野県、信濃毎日新聞社）