下高井郡山ノ内町の町立志賀高原ロマン美術館で20日、町出身のタレント清水アキラさん(59)が趣味で描いた油彩の風景画展「清水アキラ展―ふるさとに想(おも)う」が始まった。清水さんは同日、会場を訪れ、来場者の要望に応じて素早く絵を描く実演をした。 会場には故郷を思い出しながら描いた作品など41点が並ぶ。志賀高原をイメージしたものが目立ち、緑豊かな「四十八池」、冬景色の「笠岳」など、多くはこの1年ほどの間に描いた新作だ。県内初の個展で、清水さんは「ふるさとで開くことができ、本当にうれしい」と話していた。 実演では、清水さんが集まった100人ほどの観客に「どんな絵がいいですか」と質問。高社山、千曲川、地獄谷の猿といったリクエストに沿って、20分ほどで完成させた。清水さんとのじゃんけんに勝ち、絵を贈られた町立蟻川(ありかわ)図書館の高木千恵子館長は「町の財産として図書館に飾ります」と喜んでいた。 展示は9月1日まで。絵の実演は21日と8月14日の午後1時半にもある。入館料は大人500円、小中学生300円。木曜休館。(長野県、信濃毎日新聞社)
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