松本ハイランド農協(本所・松本市南松本)は21日までの2日間、地元産のスイカを直売する「すいか祭り」を同農協あぐり資材センター和田(同市和田)で開いた。4月に低温被害を受けたものの、その後は天候に恵まれて「近年になく甘い」(松本ハイランド農協営農部)というスイカがずらり。大勢の人が買い求めていた。 特産品の販売振興を狙いに2001年から開催。生産者らがテントを並べ、店頭価格より1~2割安い価格で販売した。試食のスイカを頬張った同市島内小5年の太田昂佑(こうすけ)君(10)は「甘くておいしい。スイカを食べると、楽しい夏が来たと思う」。スイカの重さを当てるクイズや、サッカーJ2松本山雅FCをイメージした特製パッケージ入りのスイカ販売もあった。 この施設で8月下旬まで直売所を運営する農場の一つ、大槻農園の大槻はる子さん(60)は「ことしは低温被害や高温対策で例年の数倍は栽培で苦労している。小玉傾向でも甘みがのった自慢のスイカを大勢に食べてほしい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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