駒ヶ根の小学校教諭逮捕　少女のスカート下にカメラ

　駒ケ根署は２４日、県迷惑防止条例違反（卑わいな行為）の疑いで、駒ケ根市赤穂小学校教諭の小山真幸容疑者（２８）＝駒ケ根市赤穂＝を逮捕した。逮捕容疑は同日午前７時半ごろ、同市内のコンビニエンスストアで、南信地方の女子高校生２人のスカートの下に小型カメラを差し入れた疑い。同署によると、容疑を認めている。 　同署や県警生活環境課によると、２３日朝、同店で約１カ月前から不審な行動をしている男がいる、との通報が同署にあった。２４日朝に同店で張り込んでいた署員が、女子高校生に近づいたり離れたりしている小山容疑者に任意同行を求めた。カメラの記録媒体の画像を解析し、以前にも同様の行為をしていなかったかどうかを含め調べる方針。 　同課によると、小山容疑者は、商品を選んでいた友人同士の高校生２人の後ろに立ち、ＵＳＢ型のカメラを装着した傘を持っていた。傘先端の生地にレンズ穴が開いており、内側の骨組みにカメラを引っ掛けた状態だったという。 　同校によるとこの日は授業があり、小山容疑者は出勤前だった。２４日夜に駒ケ根市役所で記者会見した小木曽伸一・市教育長は「県下一丸となって教職員の非違行為根絶と教育への信頼回復に取り組んでいる最中に非違行為があり、責任の重さを感じ、深く反省する。被害に遭った方々や児童、保護者、地域の方々を裏切ったことに心からおわび申し上げる」と陳謝した。（長野県、信濃毎日新聞社）