氷上競技シーズンの本格到来を告げるスピードスケートの全日本距離別選手権が27日、長野市エムウェーブで2日間の日程で始まった。500メートルでは、女子の小平奈緒選手(相沢病院)、男子の加藤条治選手(日本電産サンキョー)がともに国内最高記録を出して優勝。県勢が上々の今季スタートを見せた。 小平選手は1回目に38秒06の国内最高をマークすると、2回目はさらに0秒01速い38秒05で滑り、合計タイム1分16秒11で圧巻の4連覇を飾った。加藤選手も2回目に34秒64の国内最高記録を出し、合計タイム1分9秒72で3年ぶりに優勝した。 引き続き、男女の1500メートルを実施。最終日の28日は男女の1000メートル、3000メートルと男子の5000メートルを行う。大会はワールドカップ(W杯)前半戦の派遣選手選考会を兼ねる。(長野県、信濃毎日新聞社)
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