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ヒシ抜いて水辺環境考える 諏訪湖で「フェス」160人参加

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 夏に諏訪湖で大量繁茂する浮葉植物ヒシの除去を通じて水辺環境について考える「アクア・ソーシャル・フェス2013」(信濃毎日新聞社主催、諏訪市共催)が27日、諏訪市の諏訪湖であった。一般応募や県連合婦人会員ら約160人が、湖底に根を張るヒシを次々と引き抜いた。  水中の窒素やリンを吸収するヒシは、水質浄化に役立つとされる一方で、漁業の障害となったり、太陽光を遮って他の水草の成長を妨げたりする弊害が指摘されている。この日は、諏訪湖漁協の藤森貫治組合長らが、ヒシの性質や諏訪湖で問題視される湖底の酸素不足について説明。その後、舟約40隻に分乗し、同市豊田沖で作業に取り組んだ。  参加者は、手や熊手で舟の上にヒシを引き揚げ、1時間半ほどで約6トン(ぬれた状態)を取り除いた。松本市の小学6年、牛越真也君(12)は「葉が浮いているだけと思ったら下の泥まで続いていた。綱引きみたいで楽しかった」と話していた。  フェスは、トヨタ自動車が全国の地方新聞社などと連携して展開する環境保全活動の一環。10月は諏訪湖畔でごみ拾いなどもする予定だ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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