諏訪清陵高校(諏訪市)が、県内8会場で開く同校付属中学校の地域懇談会が29日、諏訪郡下諏訪町を皮切りに始まった。県内2校目の県立中高一貫校として来年4月に開校する同付属中について、入学希望者らの質問に応じようと初めて企画。初日は下諏訪総合文化センターに20人余が訪れ、教育内容や学校生活について質問した。 同高校の佐藤尚登校長と中高一貫教育準備室の教員全5人が出席。これまでの学校説明会で説明してきた中高一貫教育の利点や同校の教育の特長などを簡潔に話した後、参加者を四つの班に分け、ひざを交えて質疑に応じた。 参加した母親の一人は「勉強が大変そうだが、小学校を出たばかりの子どもに耐えられるか」と質問。同準備室の教員は「中学校の学習内容をしっかり身に付けるために授業時間を増やしている。高校の高度な学習内容を詰め込むわけではない」と応じた。 地域懇談会は諏訪地方6市町村と塩尻市、上伊那郡辰野町の各会場で8月29日まで開く。時間はいずれも午後6時半から。申し込み不要で誰でも参加できる。問い合わせは同準備室(電話0266・89・1200)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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