上田市内の小学4~6年生11人が31日、同市下之郷の県工科短期大学校で、太陽電池で走るミニソーラーカー作りに挑戦した。ものづくりへの関心を高めてもらおうと同市商工課と同校が企画。同校制御技術科の工藤善正准教授(50)と学生5人から指導を受け、2時間ほどで組み立てて動きだすと、子どもたちから歓声が上がった。 ソーラーカーの本体になる空のペットボトルを子どもたちが持参。部品はこの日、それぞれに渡され、学生から「導線を通す穴を間違えないように」「車輪を車軸にはめるときは垂直にたたく」といった助言を受けながら設計図に沿って作業をした。ペットボトルにモーターや太陽電池パネルを両面テープで貼り付けて完成させた。 パネルに電球の光を当て、動くことを確認してから全員で外へ。子どもたちがアスファルトの上にソーラーカーを置くと次々に動きだし、「動いた、動いた」と喜んだ。 同市南小学校4年の滝沢祐輔君(10)は「真っすぐ走ってうれしかった。工作は楽しい」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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