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セミ分布で温暖化調査 飯田 親子2組参加

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 セミの抜け殻を集めて自然環境の変化を調べる講座が1日、飯田市かざこし子どもの森公園で開かれた。県環境保全研究所(長野市)が昨年初めて飯田、長野、上田の3市で開催。ことしは松本、大町、伊那を加えた6市で調査する。同じ場所で続け、温暖な西日本に多いクマゼミなどの分布の変化を調べていく。  この日は親子2組計5人が参加。1時間弱の間に382個の殻を見つけた。分類した結果、アブラゼミ332個、ニイニイゼミ49個、ヒグラシ1個。クマゼミはなかった。  最多の84個を集めたのは才教学園小学校(松本市)1年の田辺匠(たくみ)君(7)=岡谷市。「こんなに採れるとは思わなかった」と喜んでいた。  同公園では昨年、18人で554個を集め、アブラゼミ441個、ニイニイゼミ98個、ヒグラシ10個、ツクツクボウシ4個、ミンミンゼミ1個だった。飯田市美術博物館の学芸員四方(しかた)圭一郎さん(42)=昆虫担当=は「2年だけの比較は難しい。調査方法や結果を残すことが重要」とした。  飯田市では昨年8月、県内初とみられるクマゼミの成虫採取の事例があった。県内で抜け殻は見つかっていない。  今後の調査は松本4日、長野6日、大町8日、上田9日、伊那10日の予定だ。上田を除き参加募集中。参加費200円。問い合わせは同研究所(電話026・239・1031)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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