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ものづくり熱、競技外でも 技能五輪で体験イベント

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 技能五輪全国大会が開かれている松本市と諏訪市では27日、白熱する競技の他に、多彩なイベントが始まり、会場を盛り上げた。松本市は4会場で「技能五輪ふれあいフェスタin松本」が、諏訪市の会場では「わざまるパークSUWA」がそれぞれ開かれ、丸太切りや万華鏡、七宝焼といったものづくり体験など計70を超えるブースが出展、親子連れなどでにぎわった。  松本市の会場のうち松本職業能力開発促進センター(寿北)では、アルミ製の観覧車模型作りに親子8組が挑戦。土台や支柱など7種類の部品を組み合わせ、リベット(びょう)を金づちでたたいて固定。高さ35センチ、直径25センチの観覧車を完成させた。  松本市島内の胡桃沢(くるみざわ)明佳(はるか)さん(7)は父親の隆さん(45)と参加。「初めて金づちを使って手が疲れたけれど、楽しかった」。模型を設計した同センター指導員の清水口勝さん(65)は「子どもたちがものづくりに熱中し、楽しそうで良かった」と話していた。  諏訪市湖岸通りの市文化センターでは、日本のグライダー発祥の地とされる同市の霧ケ峰にちなみ、ステンレス製のグライダー模型作りがあった。胴体と主翼、尾翼の接合部分をやすりで磨いた後、顔を覆う面を着けて慎重に溶接。茅野市湖東小1年の林岳志君(7)は「最初は怖かったけれど、やってみたら楽しかった」と笑顔だった。  腕時計作りで、1977(昭和52)年の技能五輪国際大会(オランダ)で金メダルを取ったセイコーエプソンの竹岡一男さん(56)ら4人が講師を務めた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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