上水内郡信濃町の野尻湖で4日、「野尻湖一周遠泳大会」が開かれた。北信地方の水泳愛好家らでつくる野尻湖游(ゆう)泳協会(小坂健介会長)の主催で87回目。県内外から9~76歳の132人が参加し、約10キロを5時間ほどかけて泳いだ。ことしは117人が完泳した。 参加者は入念に準備体操を済ませてから、隊列を組んで野尻湖へ。出発地点の湖西側の桟橋で見守る家族らに「行ってきます」などと声を掛け、平泳ぎで遠泳に挑戦した。 この日スタート時はやや肌寒く、水温も例年よりやや低い25度。初めて参加したという東京大大学院2年、飯島慶貴さん(25)=埼玉県久喜市=は「学生生活の締めくくりにしたい」と意気込んだ。団体職員、武藤美和子さん(30)=札幌市=は今回で参加は6回目。「野尻湖の雄大な自然を楽しみたい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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