岡谷の元組幹部ら逮捕　売春に少女勧誘の疑い

　県警組織犯罪対策課と岡谷、茅野、諏訪署は８日、インターネットの出会い系サイトを使って売春に少女を勧誘したなどとして、職業安定法違反（有害業務への就労募集）などの疑いで岡谷市湊２、元暴力団幹部垣内健司容疑者（３７）ら４人を逮捕したと発表した。 　同容疑者以外は、同法違反容疑で岡谷市の無職少女（１９）、児童福祉法違反（淫行をさせる行為）容疑で諏訪市の無職元少年（２０）、同法違反（ぐ犯者への引き渡し）容疑で諏訪市の飲食店従業員少女（１９）の３人。 　垣内容疑者と無職少女の逮捕容疑は、４月上旬、同容疑者の自宅で、出会い系サイトで知り合った当時１８歳の無職女性と同２３歳のアルバイト店員女性に売春させようと勧誘した疑い。元少年の逮捕容疑は、３月下旬と４月上旬、当時１７歳の少女に、１８歳未満であることを知りながら、南信地方のホテルで客にわいせつな行為をさせた疑い。飲食店従業員少女は昨年９月中旬、当時１６歳の女性を、売春させることを知りながら、垣内容疑者に引き渡した疑い。 　岡谷署などによると、垣内容疑者の指示で、元少年がデリバリーヘルス（無店舗型性風俗店）を経営。南信地方などの少女に、客を売春に誘うような書き込みを出会い系サイトにさせていた。垣内容疑者は「黙秘します」としている。他の３人は、いずれも容疑を認めているという。（長野県、信濃毎日新聞社）