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指標生物でみる千曲川 川上第二小児童が調査

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 川を生かしたまちづくりを考える「第22回全国川サミット」が9月28、29日に県内で初めて南佐久郡川上村で開かれることになり、同村の川上第二小学校5年生14人が8日、同サミットで千曲川の水質について発表するため、村内の源流付近と上田市の中流で生物分布を調査した。上流の方が中流より水質が良いと判断できる結果で、子どもたちは千曲川の水質について意見を交換した。9月29日の発表に向け、今後、模造紙などに結果をまとめていく。  調査は千曲川源流から数キロ下った川上村梓山と、そこから100キロ弱下流に位置する上田市小泉の「上田 道と川の駅」近くの2カ所で実施。どちらも生息する水質のレベルを示すとされる「指標生物」を川の中から探し、種類や数の違いを調べた。長野大(上田市)環境ツーリズム学部の高橋大輔教授(河川生態学)と同学部の学生4人が指導した。  千曲川源流近くでは、15分ほど児童が川の中の石をひっくり返すなどして探すと、何匹かのカジカやイワナの稚魚が見つかった。上田市ではアメリカザリガニやドジョウなどを発見。良い水質にすむとされる指標生物が源流の方に多いと分かると、子どもたちは「上流をきれいにしていることは大切な気がする」などと話し合っていた。  今回のサミットは、1級河川の流域にある自治体などでつくる全国川サミット連絡協議会と、川上村の主催。同村文化センターを主会場に開催し、9月28日は参加者が村内を視察した後、首長らが意見交換する。川上第二小児童らの発表は、29日午前9時10分からの予定。サミットは、毎年開催地を変えて開いている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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