高速道の自動料金収受システム(ETC)を不正に利用し本来の通行料を免れたとして、県警交通指導課と安曇野署が電子計算機使用詐欺の疑いで運送業ケーサービス(安曇野市穂高北穂高)の社長木下博幸容疑者(43)=安曇野市穂高柏原=を逮捕した事件で、同署などは8日夜、同容疑で同社役員小穴佳範容疑者(37)=松本市梓川梓=を逮捕した。 逮捕容疑は、木下容疑者、同社社員と共謀し5月23日、長野道のサービスエリア(SA)で、通行料金の高い「特大車」として長野道に入ったトレーラー(荷物などの運搬車)付きけん引車から、通行料金の安い「中型車」として入ったけん引車にトレーラーを付け替え、都内の中央道八王子インター(IC)まで中型車の料金(3050円)でトレーラーを運搬し、正規の特大車の料金(1万3650円)との差額1万600円の支払いを免れた疑い。 同署によると、小穴容疑者は同社統括本部長として指示する立場で、容疑を認めているという。(長野県、信濃毎日新聞社)
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