諏訪市で10月17~19日に開く工業展「諏訪圏工業メッセ2013」の実行委員会は8日、子どもたちにものづくりの面白さを体感してもらおうと、初の「段ボールバイク製作教室」を市内で開いた。諏訪地方などの家族連れ約30人が参加。強化段ボールを使い、足で地面を蹴って進む自転車型の遊具を組み立てた。 教室は、自転車で地域の活性化を目指す諏訪地方有志の団体「スワサイクルプロジェクト」が企画。参加者は家族で協力しながら、段ボールを接着剤で貼り合わせたり、出っ張りを穴に差し込んだりした。2時間ほどかけて組み立てた後は思い思いの色を塗って仕上げた。 段ボールバイクは、同プロジェクトの有志らが商品化も計画している。母親と参加した茅野市泉野小学校3年の三浦岳(がく)君(8)は早速またがり「帰ったら乗ってみたい」。講師役の渡辺妃佐(きさ)さん(33)=岡谷市=は「家族で楽しみながら、小さなうちからものづくりに親しんでほしい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧