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県内14地点ことし最高気温 暑すぎる夏に警戒

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 県内は9日、太平洋高気圧に覆われて晴れたため気温が上がり、各地の最高気温は上田37・4度、松本36・7度、飯田市南信濃36・4度など、30観測地点中7地点で35度以上の猛暑日になった。上田、松本など14地点はことし最高を観測。長野地方気象台によると、今後1カ月は平年以上の暑さが続く見込みで、盆を前に、県内観光地は入り込み客の減少を警戒したり、夜の涼しさをPRしたりしている。  同気象台によると、フィリピン付近で海面上の空気の対流活動が平年より活発で、そこから上昇した空気が日本の南の海上で吹き降り太平洋高気圧の勢力を強めている。今後1カ月は晴れやすいため気温が上がり、降水量も少ない見込みだ。  日本気象協会長野支店によると、14日ごろから南からの湿った空気が入りやすくなる。蒸し暑くなるため熱中症や食中毒に注意が必要という。  9日の最高気温が県内で最も高かった上田市の別所温泉観光協会は「神社仏閣を歩いて回る人が多い。今後の影響が心配だ」と話す。  松本市の松本駅前ではこの日、夕方になっても日差しが強く、日傘をさしたり、帽子をかぶったりして歩く姿の人が多く見られた。「松本市にはよく訪れているが、こんなに暑いのは初めて」。安曇野市を観光した東京都文京区の会社員桜井裕子さん(30)は暑さにげんなりしていた。  同市の松本城では例年、盆期間中に入城が2時間待ちになることもあり、管理事務所は観光客の熱中症が気掛かりだ。管理事務所の長岩政雄さん(43)によると、テントを張って日陰をつくったり霧状の水をまいたりしている。城の中も暑いため、すし詰めにならないように入城する人数の調整にも気を使うという。  避暑地の北佐久郡軽井沢町でも同日の最高気温は、ことし最高の32・4度だった。観光施設「軽井沢タリアセン」の藤巻傑副社長(41)は「夜は涼しいので、軽井沢を満喫するならぜひ宿泊を、とお勧めしています」と強調した。(長野県、信濃毎日新聞社)


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