真夏の夜を彩る「ペルセウス座流星群」の活動がピークを迎えた12日夜から13日未明にかけて、県内各地で観察会が開かれた。 上水内郡飯綱町のいいづな歴史ふれあい館で12日午後9時から臨時観望会があり、親子連れなど約200人が集まった。13日午前0時に観望会は終わったが、開放された駐車場などにござや毛布を地面に敷き、未明まで夜空を見上げる人も。明るい流れ星が水平線に沿って流れると、「わあっ」と大きな歓声が上がった。 中野市三ツ和から家族4人で参加した南宮中学校3年の内田優くん(14)は初めて流れ星を見たといい、「明るい流れ星が2回見えた。赤いような白いような色だった」と笑顔だった。 諏訪郡原村の八ケ岳自然文化園では12日午後8時から13日午前5時すぎまで、県内外の家族連れやカップルら650人以上が星空を見上げた。条件はおおむね良好で、天候に恵まれなかった場所からも愛好家らが移ってきたという。星が流れるたびに、「きゃー」などと歓声が上がった。 佐久市臼田の天体観測施設「うすだスタードーム」の観望会にも約450人が参加した他、松本市奈川の「高ソメキャンプ場」でも宿泊客ら約50人が観測した。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧