県内各地で14日、お盆に合わせた成人式が始まった。長野市大豆島地区の総合市民センターでは華やかな雰囲気の中、恩師や地元住民らが新成人70人の門出を祝った。県教育委員会によると、県内で14~16日に開かれるお盆成人式の対象者は計5301人で、県内全体で本年度に対象となる新成人の約4分の1に当たる。 大豆島地区の式典で、新成人代表の長野高専5年轟健太郎さん(20)=長野市=が「常に未来に目標を掲げて突き進んでいきたい」とあいさつ。大豆島公民館の西内勉館長(64)が「人生いろいろなことがあるが、頂いた命に感謝するということを忘れないでほしい」と激励した。 新成人は歓声を上げたり、盛んに記念写真を撮ったりしながら、恩師や友人との再会を喜んだ。大学2年で教員を目指している羽田曜子さん(19)=松本市=は「子どもを守ってあげられる先生になりたい」、短大2年の町田萌美(もえみ)さん(19)=川崎市=は「自分に自信を持てる大人になりたい」とそれぞれ話していた。 県教委によると、お盆成人式は、14日が長野市の大豆島の他、信州新町、大岡、伊那市手良、木曽郡の南木曽町、木祖村、大桑村の計7カ所、335人が対象。ピークの15日は40市町村の49カ所で計4960人が対象になる。16日は下伊那郡平谷村で6人を対象にして開かれる。(長野県、信濃毎日新聞社)
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