県内の新幹線や高速道などは17日、お盆を県内で過ごした帰省客や観光客のUターンラッシュで午後を中心に混み合った。混雑は18日まで続く見通し。 JR東日本長野支社によると、長野新幹線上り線の指定席は午後1~7時台が満席となり、自由席は一部が満席になった。長野市の長野駅は、土産などを入れた大きな荷物を抱えた人や、クワガタが入った虫かごを持った子どもらで混み合った。東京都豊島区の上野美和さん(39)は、同市上ケ屋の実家に夫(48)と娘2人で帰省。長女の桜子ちゃん(5)は「水遊びと『チビッ子忍者村』で遊んだのが楽しかった」。上野さんは「日中は暑いけれど夜は肌寒いくらいで過ごしやすかった」と話した。 松本市の松本駅も午後を中心に混雑。会社員の父(47)と一緒に観光で松本市を訪れていた川崎市の小学5年、多村朝陽君(10)は「松本城がでっかくてきれいだった」と満足そう。 同支社によると、18日は午前11時~午後8時台の長野新幹線指定席が満席。上りの中央東線特急「スーパーあずさ」「あずさ」の指定席は終日ほぼ満席という。 県警交通管制センターによると、17日は長野道上り線で午後6時ごろから塩尻インターを先頭に約3キロ渋滞するなど一部で混雑したが、5キロ以上の渋滞はなかった。18日も大きな渋滞はないとみている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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