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高校生商いに挑む夏 長野の百貨店で「デパートゆにっと」

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 19日に長野市のながの東急百貨店で始まった「デパートゆにっと」。県内高校12校で商業を学ぶ生徒計45人が取り組んでおり、自分たちが手掛けた商品を初日から熱心に売り込んだ。商品によって売れ行きはさまざまで、生徒は販売の難しさを感じたようだった。初日を終え、21日までの期間中、多くの人に買ってもらいたいと対策を練った。  「梅やブルーベリーのあんが入った水まんじゅう、いかがですか」。飯田OIDE長姫(飯田市)3年大場功貴君(17)の大声は、会場でもひときわ目立った。同校は開発した菓子を3品ずつ持ち寄り、松商学園(松本市)と売れ行きを競っている。  県産の材料を使ったシュークリームは目標の50個が完売したが、飯田市特産の水まんじゅうなど2品は売れ残った。大場君は「水まんじゅうは果物のあんを使い、あんこが苦手な人も食べやすいのが特徴。そこをうまく客に伝えられなかった」と振り返った。短時間で特徴を分かってもらえるよう、説明書きを置くことにした。松商学園も2品が売れ残り、3年二木健太君(18)は「商品を半透明の袋から出して見本として置くなど工夫したい」と話した。  諏訪実業(諏訪市)2年松沢美咲さん(16)は、4校の生徒と一緒に開発したおやき5種類を販売。抹茶あんは完売したが、県のブランド鶏「信州黄金シャモ」や信州の伝統野菜「鈴ケ沢なす」などの4種類は数個ずつ残った。「県内特産を使っていることをアピールするため、見せ方や声の掛け方を工夫しないと」  上田千曲(上田市)、丸子修学館(同)、小諸商業(小諸市)が企画した中野市産エノキタケ入りせんべいを買った湯原悟さん(85)=千曲市=は「高校生の接客は元気よくて新鮮。お金があれば全品買いたいぐらいだ」と満足した様子だった。(長野県、信濃毎日新聞社)


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