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県内平均気温6地点史上最高 8月中旬 記録的猛暑

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 高気圧に覆われて晴れた日が多かった8月中旬(11~20日)の県内の平均気温が、東御、軽井沢、佐久、南佐久郡南牧村野辺山、伊那、飯島の6地点で統計史上最高だったことが21日、分かった。日照時間は記録がある県内全ての観測地点で平年を上回った。降水量も県内41の観測地点中18地点が平年の1割未満となり、記録的な高温、少雨の夏となった。  県内各地の平均気温は、通信機器の不具合で一部データがない立科を除いた29地点全てで平年を0・1~2・9度上回った。  全国的にも平年を2度以上上回った地域が多く、東日本(関東甲信、北陸、東海)と西日本(近畿、中四国、九州)は統計史上1位の暑さ。東日本のうち県内を含む関東甲信地方も平年を2・6度上回り、統計史上最高だった。期間中の12日には、国内観測史上最高の41・0度を高知県四万十市で観測したほか、県内観測史上最高の39・1度を飯田市南信濃で記録した。  気象庁によると、下層の太平洋高気圧と、西日本に中心を持つ上層の高気圧の勢力がともに強まり、安定した晴れの天気が続いた。  県内で統計史上最高を記録した地点は東信、南信地方。日本気象協会長野支店の杉本麻衣子気象予報士によると、東信はこの季節に起こりやすい夕立がほとんどなかった。また、太平洋高気圧に覆われて晴れた場合は高気圧の中心に近い南部ほど気温が上がりやすいといい、これらが記録を更新した要因とみている。  長野地方気象台によると、日照時間は記録のある28地点全てで37~73%平年を上回り、降水量は期間中の15日に局地的に激しい雨が降った諏訪など3地点を除いた38地点で平年を下回った。  同気象台は今後も気温が高く、少雨の状態が続くとして、21日に長期間の高温と少雨に関する気象情報を出して農作物や水の管理、健康管理などに注意を呼び掛けた。  期間中の平均気温は、1時間ごとの気温を平均した日平均気温を基に算出している。(長野県、信濃毎日新聞社)


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