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リンク整備へ真夏の掃除 長野・エムウェーブ

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 長野市のエムウェーブで22日、一周400メートルのスケートリンクの整備が始まった。初日は、地上38メートルの天井で、壁や照明設備などのほこりを落とした。今後、リンクを凍らせて9月20日以降、国内のトップ選手が滑走を始める予定。12月にはソチ冬季五輪のスピードスケート日本代表を決める選考会があり、質の高いリンクで競技に集中してもらう準備が進んでいる。  職員8人は命綱を着けて天井の狭い通路に立ち、専用のはたきや雑巾で1年分のほこりを丁寧に払い落としていった。氷を張るときにほこりなどの異物が混じるとスピードが落ちるといった影響があるためで、純度の高い透明な氷を作り、世界トップレベルのリンクにするという。  9月1日以降、徐々に床を冷却し、11日から散水する。質の高い氷を作るため、約60度の湯をまんべんなくまき続けて少しずつ凍らせ、10日間ほどかけて厚さ4センチの氷を張る。エムウェーブ総務企画部の山崎弘雄部長(49)は「選手たちが全力を出し切り、良い記録を出してもらえる最高のリンクに仕上げたい」と意気込んでいる。  一般向けの営業は10月6日開始。2013~14年シーズンは、ソチ五輪代表選考会のほか、来年1月に世界スプリント選手権、同2月に全国中学校スケート大会などを予定している。(長野県、信濃毎日新聞社)


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