「朝が似合う町・軽井沢」を楽しんでもらおうと、通常より早い午前7時半から美術館・文学館が開館する「朝ミュージアム」が23日、北佐久郡軽井沢町の4館で始まった。4館など加盟の軽井沢美術館協議会が昨年に続き企画。今年は23~25日、30日~9月1日の2回に分け、昨年の2倍の計6日間実施する。 4館は、軽井沢高原文庫、軽井沢絵本の森美術館、脇田美術館、エルツおもちゃ博物館。それぞれ、普段は午前9~10時に開館している。脇田、エルツの2館は、朝ミュージアムの期間中、朝の軽食も用意する。 エルツおもちゃ博物館には23日、家族連れらが訪れた。神奈川県厚木市の渡辺毅(たけし)さん(40)と妻の滋乃さん(35)、息子の春毅君(6)は、軽井沢に1泊して来館。「きょうが帰る日なので早めに行動した。朝ミュージアムを知らずに来たが、見られて良かった」。春毅君は「かわいい人形があった」と喜んでいた。 同館事務長の森泉仁さん(51)は「朝のすがすがしい時間帯、心身ともにさえている時に、アートと自然に親しんでほしい」と話していた。 朝ミュージアムの問い合わせは美術館協議会事務局の軽井沢タリアセン・ペイネ美術館(電話0267・46・6161)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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