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諏訪湖周の美術館・博物館で「まちじゅう芸術祭」

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 諏訪湖周にある美術館や博物館が多彩な催しを繰り広げる「諏訪湖まちじゅう芸術祭」は23日、1カ月の日程で始まった。オープニングイベントとして23、24日は各館が夜間まで開く「諏訪の長い夜」を開催。諏訪湖オルゴール博物館・奏鳴館(諏訪郡下諏訪町)では、お化け屋敷風に飾り付け、職員が魔女に扮(ふん)して手回しオルゴールを演奏する催しを開いた。  催しは「ホーンテッド(幽霊にとりつかれた)・ミュージアム」。壁にコウモリや骸骨の絵を張った館内で、今年生誕200年を迎えたイタリアのヴェルディの曲を特集した。職員は「オルゴール職人の幽霊とともに音色をお楽しみください」とあいさつ。オペラ「椿姫」に出てくる「乾杯の歌」など6曲を、約120年前のドイツ製など5台でかけた。照明を落とした室内に繊細な音色が響き、目を閉じて聞き入る人もいた。  母親と訪れた長野高専2年の有賀美和さん(16)は「生で聞く古典オルゴールの音色は録音のものと全然違った。すごくきれい」と話した。  「まちじゅう芸術祭」に参加するのは諏訪市と岡谷市、下諏訪町の15館。「共通パスポート」(大人2500円、小中高生800円)を買うと、期間中、全館に1回ずつ入館できる。諏訪湖博物館・赤彦記念館(同町)では9月14日午後2時、幼少期を同町で過ごし同館を設計した、プリツカー賞受賞の建築家伊東豊雄さんの講演会がある。(長野県、信濃毎日新聞社)


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