駒ケ根工業高校(駒ケ根市)ロボット研究製作部顧問の小池伸一教諭(44)が、東京で開かれたマイコンカーラリーの全国大会で優勝した。昨年の同大会では決勝でコースを外れて2位。1年間かけて車体を軽くするなど改良を重ね、雪辱を果たした。部員は来年1月に北海道で開く高校生の全国大会を目指しており、小池教諭は「一生懸命努力すれば勝てるということを生徒に伝えることができた」と喜んでいる。 大会は24日に開かれた「ルネサスマイコンカーラリー競技大会」(ルネサスエレクトロニクス社主催)。18歳以上か高校生が対象で、会社員や大学生、教員ら92人が、S字カーブや斜面がある61・66メートルのコースで速さを競った。 マイコンカーは、車体のセンサーでコース上のラインを読み取り、モーターで自走する。長さ55センチ、幅19・5センチ、重さ710グラムの車体で参戦した小池教諭は予選を1位で通過。準決勝では大会最速の1周15秒16を記録した。 同部は今年1月の高校生の全国大会で優勝者を出した。小池教諭は「生徒と刺激し合いながらマイコンカーの裾野を広げたい」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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