千曲市は1日、2003年9月1日の旧3市町(更埴市、埴科郡戸倉町、更級郡上山田町)の合併で市が誕生してから10周年の記念式典を、同市杭瀬下の市更埴文化会館で開いた。市民や当時の3市町長ら500人近くが新市の歩みを振り返った。 同市は「平成の大合併」の県内第1号として発足。現在の岡田昭雄市長は式辞で、社会福祉や地域経済の活性化など課題が山積していることを踏まえ「活力と魅力を持ち続けていくために効果的なビジョンを明確に打ち出し、英知と情熱を持って未来に向けてまい進する」と述べた。 式典では、道路整備や小中学校の耐震化工事、加工食品が対象の「信州千曲ブランド」認定事業といった10年間の取り組みや、プロ野球パ・リーグ楽天の聖沢諒選手ら市出身の著名人による祝福メッセージを映像で紹介した。 03年度に生まれた市内の小学4年生が参加した作文コンクールの入賞者の発表や市長表彰もあった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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