松本山雅、鹿児島で冬季キャンプ　来年２月

　Ｊリーグ２部「松本山雅ＦＣ」の冬季キャンプが来年２月、鹿児島市で実施されることが決まった。松本市と鹿児島市は９月に文化・観光交流協定を締結。松本市は、キャンプを両市の観光振興にもつなげようと鹿児島側に申し入れていた。 　山雅の加藤善之ゼネラルマネジャー（ＧＭ）によると、１０月上旬に日程などの希望を鹿児島市に申し入れた。同市が２９日に正式に受け入れを了承。山雅は来年２月上旬から２週間ほど、同市の「かごしま健康の森公園」や「県立鴨池陸上競技場」で練習する。 　加藤ＧＭは「松本市の後押しもあって冬芝が整備された施設を確保できた」とする。山雅はことし２月、宮崎県内でキャンプをしたが、夏芝の施設だったためグラウンド状態はあまりよくなかった。 　松本市にとって鹿児島キャンプは、フジドリームエアラインズ（ＦＤＡ）の福岡線利用と、鹿児島との交流を促進する好機。鹿児島市観光振興課の柿元孝志課長も「サポーターには観光目的でも来てほしい」と期待する。 　ＦＤＡの鈴木与平社長がオーナーを務めるＪリーグ１部の清水エスパルスも同時期に鹿児島で練習する予定。松本市政策部の寺沢健部長は「試合ができる可能性もある。交流事業の一環として、山雅サポーターらに鹿児島に行ってもらえるよう検討したい」としている。（長野県、信濃毎日新聞社）