学校法人「才教学園」が松本市で経営する才教学園小、中学校で、免許外の授業を教員に担当させるなどしていた問題で、両校の本年度1学期(4~7月)の授業内容が適正か調査していた県情報公開・私学課が、文部科学省の学習指導要領に沿っており適正―とする結果をまとめたことが3日、分かった。4日にも発表する。 同課は1学期のうち、小学校の免許しかないのに中学校で授業を教えるなどの教育職員免許法に違反した11人の教員の授業を調べた。8月29日には県教委と両校を訪れ、11人の授業の指導案簿や児童・生徒のノート、テスト結果などを確認。結果、全て授業が学習指導要領に沿って適正だったと判断した。 今月2日、教員免許を更新しなかった女性教員が昨年度から、同学園小、中学校で音楽を担当していたことが新たに判明した。同課は、この女性教員の授業についてはあらためて調査する方針だ。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧