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マゴイはどこかな 松本の水田 園児らつかみ捕り 

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 松本市今井の水田で3日、今井保育園の園児45人が、減農薬栽培に取り組む農家グループが水田に放流していたマゴイのつかみ捕りに挑戦した。子どもたちは、泥だらけになって夢中でコイを探した。  園児たちはイネをかき分け、あちこちで「捕まえた!」と歓声を上げた。体長10~15センチほどのコイをしっかりつかみ、次々とバケツへ。10匹以上捕まえた関航平ちゃん(6)は「泥が気持ち良くてたくさん捕まえられた」。園児が1匹ずつ持ち帰るといい、中沢孝太郎ちゃん(5)は「大切に育てたい」と話した。  コイ放流は、松本ハイランド農協(本所・松本市)有機低農薬米研究会今井支部(10人)が約30年前から続ける。今年は7月上旬にメンバーの桜井清司さん(76)の水田5アールに600匹を放流。コイが泥をかき回し、雑草が根付きにくくなるという。  つかみ捕りは、稲刈り前に田んぼの水を抜くのに合わせ毎年実施。この日は県松本養護学校(松本市)小学部の10人余りも体験した。支部長の須沢一喜(かずよし)さん(67)は「水田で楽しんだ思い出を持ってもらい、将来は農業に関心を持ってほしい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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