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工事用車両 連絡せず停車 しなの鉄道事故 原因と判断

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 埴科郡坂城町坂城のしなの鉄道坂城駅構内で3日未明、上り普通列車(3両編成、乗客21人、乗員2人)が本線に合流する引き込み線に停車していた工事用車両(2両)と接触、非常停車した事故で、工事用車両の男性作業員が事故の前に、しなの鉄道(上田市)の運行を管理する指令室に作業に関する連絡をしていなかったことが同日、分かった。  運輸安全委員会は同日、国土交通省による現地でのこうした調査結果を基に、事故の原因は作業員が指令室への連絡をせずに工事用車両を本線に近づけ停車させたことが原因だと判断した。その結果、「異例な事故」の場合に実施する委員会の調査は見送った。  3日未明の事故後、国交省北陸信越運輸局(新潟市)が職員を現場に派遣し、しなの鉄道側から事故時の状況や工事の管理態勢について話を聞き、結果を同委員会に報告した。  千曲署などによると、工事用車両は本線と引き込み線の合流点付近に本線側にはみ出すように停車していた。事故当時、工事用車両は無人で、近くにしなの鉄道から保線作業などを受注した業者を下請けした会社の男性作業員2人がいた。同署などは引き続き業務上過失往来危険の疑いで調べている。  しなの鉄道は3日、この事故の影響で、上下の普通計17本が運休、部分運休になったほか、普通、快速計17本が47分―2分遅れた。同日午前11時30分すぎ、通常運行に戻った。(長野県、信濃毎日新聞社)


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