県情報公開・私学課は４日、学校法人「才教学園」（松本市）の小、中学校を除く県内全私立の小学校３校、中学校５校、中等教育学校１校について２０１２年度から本年度１学期までの間、教育職員免許法違反の有無を調査した結果、「違反はなかった」と発表した。才教学園小、中学校で、免許外の授業を教員に担当させるなどしていた問題を受け、８月下旬から調べていた。
ただ、「技術」の免許を持つ教員が一時的にいなくなり、「技術・家庭科」の時間に家庭科を多く教えて対応していた中学校が２校あった。両校は、その状況が改善されたことから同課は、卒業までに「技術」の授業数を確保するよう助言した。時間割で「総合的な学習の時間」と表記しながら美術や生活科も行っていた小中各１校にも「混合しないように」と助言した。同課は、卒業までに必要な授業数を確保できれば「違反には当たらない」としてる。
また、才教学園の小、中学校の本年度１学期の授業内容が学習指導要領に沿って適正だったことも確認。新たに教員６人を採用することで「２学期の事業は免許の範囲内で行われる」とした。
私学の高校１８校については引き続き調査中だ。（長野県、信濃毎日新聞社）
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他の県内私学に免許違反なし 県の小・中・中等教育校調査
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