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南ア「エコパーク」推薦 来年6月に登録可否決定

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 文部科学省は4日、生態系の保全と持続的な活用の両立を図る国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「エコパーク」として、長野、山梨、静岡3県にまたがる南アルプス地域と、福島県の只見地域を推薦することを決めた。9月中にユネスコに推薦書を提出、審査を経て来年6月に登録の可否が決定される。  登録が決まれば、2012年に宮崎県の綾地域が登録されたのに続き、国内で計7件となる。既に登録されている志賀高原(群馬、長野)の地域拡大も申請する。  南アルプス地域は、伊那市、飯田市、下伊那郡大鹿村、諏訪郡富士見町と、静岡、山梨県の計10市町村にまたがる約30万2千ヘクタール。環境省によると、南アルプスの自然環境や文化を共有の財産と位置付け、連携して保護する取り組みなどが評価された。  只見地域は、福島県只見町と檜枝岐村の約7万8千ヘクタール。ブナなど原生的な森林の生態系が保護されているほか、まき材生産などで森林資源の利用や地域振興策との共存推進が評価された。  下高井郡山ノ内町、上高井郡高山村と、群馬県の計5町村にまたがる志賀高原は新たに、山ノ内町と高山村で、人が住んで経済活動ができる地域などを拡大する。総面積は拡大前の2・4倍の3万300ヘクタールとなる。  エコパークは1976年、ユネスコの自然保護事業として始まった。厳重な環境保全を求められる世界自然遺産に比べ、一定の経済活動が認められている。国内の登録地は綾、志賀高原のほか、屋久島(鹿児島)、大台ケ原・大峰山(三重、奈良)、白山(富山、石川、福井、岐阜)。(長野県、信濃毎日新聞社)


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