35歳以上でつくる県内サッカーチームが参加するリーグ戦「県マスターズフットボールリーグ」が発足し、7日夜、初戦となる第1節2試合が松本市サッカー場であった。県内では、県シニアサッカー連盟が運営する35歳以上対象のリーグ戦が行われており、30代の選手らから、より競技色を強め、全国大会出場を目指す新たなリーグ発足を求める声が出ていた。初年度は6チームが参戦。優勝チームは全国大会への切符が懸かる来年の北信越大会に出場する。 新リーグは県社会人サッカー連盟の主催で、県シニアサッカー連盟が共催となる。 日本体育協会などが主催する全国大会「日本スポーツマスターズ」のサッカー競技の対象が今年、従来の40歳以上から35歳以上に変更されたことも受け、「全国で勝つ」を目標に新リーグをつくることにした。仕事や家庭の都合で競技から離れがちな世代を引き寄せ、生涯スポーツ振興につなげる目的もある。 今季は、中野、安曇野、松本、諏訪、伊那の各市を拠点に活動する計6チームが参加し、11月までの3カ月間で総当たりのリーグ戦をする。Jリーグなどでプレーした経験がある選手もいる。新リーグ戦は、北信越・全国大会の前年に開くため、34歳の人も出場可能という。 7日は雨の中、選手たちは全力疾走。FC中野エスペランサ(中野市)の竹内進吾主将(38)=長野市=は「明確な目標ができてうれしい」。県社会人サッカー連盟事務局長で、新リーグの運営委員長を務める蒲生浩明さん(39)=松本市=は「全国大会で優勝できるチームを出して、県内サッカーをさらに盛り上げていきたい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧