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熟成のひやおろし鏡開き 「サケテラス」16日開幕控え

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 県酒造組合が定めた日本酒の「ひやおろし」解禁日の9日、北佐久郡軽井沢町星野のレストラン「村民食堂」で解禁を祝う鏡開きがあり、熟成した酒が客に振る舞われた。13の酒蔵がある佐久地域のひやおろしをまとめて楽しんでもらう企画「サケテラス」(16、17日)の関連行事だ。  ひやおろしは厳寒期に醸造し夏を越して熟成させた酒で、出荷時の火入れ(加熱処理)をしない。9月9日は、長寿を願い菊の花びらを酒に浮かべて飲む「重陽(ちょうよう)の節句」で、県酒造組合は2007年から解禁日にしている。  サケテラスは、村民食堂が、酒蔵の後継者でつくる佐久若葉会と企画。木内醸造(佐久市大沢)専務の木内浩太(こうた)さん(41)は「自然な形でまろやかに熟成した酒を常温で楽しんでほしい」。客の代表で鏡開きに加わった川崎市の会社員亀田積(つもる)さん(47)は「まろみがあって飲んだ後はすっきりしている」と喜んだ。  16、17日は、ひやおろしを飲み比べできる「サクノサケメグリ」(ちょこ1杯300円)や、各蔵の秘蔵酒などと食を楽しむ料理コース(4500円)などがある。9~15日は、日替わりで3種類のひやおろしと信州サーモンの薫製のセット(1200円)を提供する。問い合わせは村民食堂(電話0267・44・3571)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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