マツタケの産地、諏訪市湖南の後山地区で今秋の収穫が始まった。盆すぎのまとまった降雨などが影響し、例年よりも1週間から10日ほど早いという。昨年まで2年続けて不作だっただけに「今年こそ豊作になってほしい」と住民の期待が高まっている。
山の斜面ではあちこちでマツの枯れ葉が持ち上がってマツタケが顔を出しており、長さ10センチ以上のものも目立つ。同地区でマツタケ料理を提供する「松茸(まつたけ)山荘」を営む遠藤猶善(なおよし)さん(63)は「今のところ生育は順調。暑い日が続かなければ豊作も期待できる」と話していた。
遠藤さんによると、今年は盆すぎに気温が下がり、適度な雨が降るなど好条件がそろったという。例年9月末に店を開けているが、「今年は1週間ほど早まるかもしれない」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧