特産生かす技 上田の街に華　初の「フラワーウォーク」

　上田小県地域特産の花をＰＲするため、生花店が上田市の上田駅前でフラワーアレンジメントを披露し、花束を持った人たちが街なかを歩く「フラワーウォーク」が１２日、上田市街地で初めて開かれた。同市の県上小地方事務所や信州うえだ農協などの主催で、職員ら５０人ほどが色とりどりの花を手に、上田駅前からそれぞれの職場に向かった。 　フラワーアレンジメントは、東信地方の生花店３店の３人が実演。高さ１メートルほどの花器二つに、地元産のグラジオラスやトルコギキョウなどを飾り付け、完成すると拍手が起こった。上田市中央２で店を営む近藤秀樹さん（４６）は「花は１カ所に何本も固めて配置すると存在感が強くなります」などと説明した。 　ウォーク用の花束も地元産の花で作り、オレンジ色のグラジオラス、ピンク色のトルコギキョウ、緑色の実を付けたフウセントウワタの３種類入り。花束を手にした農協職員の田村美央（みお）さんは「誰かにプレゼントするのもいいですね」と笑顔で話していた。 　この日は、上小地域の自治体や企業などの職員ら計約２８０人が事前に注文した花束も各職場に届き、徒歩などで自宅に持ち帰った。（長野県、信濃毎日新聞社）