須坂市動物園で飼育していた雌のキボウシインコ「ロビン」が16日、死んでいるのが見つかった。同園によると、キボウシインコは主にメキシコなどに生息する希少種。頭の周辺が黄色く、黄色い帽子をかぶっているように見えることが名前の由来だ。ロビンはおしゃべりが得意で、人気者だった。 1994年生まれで、体長は約30センチ。枝豆が好物だった。動物園の正面入り口近くの鳥かごに入れられ、来園者に「おはよう」「バイバイ」などと話し掛けていた。「昔々あるところに…」といったせりふも話した。 10日から食欲が落ち、動きが鈍くなったという。獣医師には、猛暑による疲れで消化器系に異常が出たと診断された。15日も来園者を迎えたが、ほとんど眠った様子だったという。 担当の同園管理係、飯嶋美紀さん(44)は「元気なおしゃべりが聞けなくなってしまって残念」と寂しがっていた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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