長野市篠ノ井有旅(うたび)の市茶臼山動物園で18日、6月に生まれた雄と雌の双子のレッサーパンダが一般公開された。母親アジサイと飼育舎「レッサーパンダの森」の屋外運動場に出て走り回ったり、じゃれ合ったり。2匹はこの冬に親離れするため、同動物園は「母親に甘えるかわいらしい姿を今のうちに見に来てほしい」としている。 18日の体重は雄が1720グラム、雌が1840グラム。まだ母乳を飲んでいるが、母親をまねて葉っぱをかむしぐさも見せるようになった。午前10時と午後3時に30分間ほど運動場に出し、徐々に公開時間を延ばすという。 長野市に帰省中という札幌市の大学院生丸山恵さん(23)は「動いているのも眠っているのもかわいい」、丸山さんの母鈴子さん(52)は「久しぶりに親子で来て、すごく幸せな気分」と笑顔だった。 同動物園は10月19、20日の「秋の動物園まつり」で2匹の名前を来園者から募る予定。飼育員の田嶋充さん(37)は「小さい時期はあっという間。何度も足を運んでどんどん成長する姿を見守ってほしい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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