任期満了に伴う10月20日告示、27日投開票の長野市長選で、新人で県労連副議長の菅田敏夫氏(61)=青木島町大塚=が18日午後、市内で記者会見し、「現市政のゆがみを正し、市政を市民の手に取り戻す」と述べ、無所属での立候補を表明した。 共産党県委員会や県労連などでつくる「市民が主人公の長野市政をつくるみんなの会」や、2009年の前回選で落選した元外資系ホテル日本支社長高野登氏の一部支持者らが擁立方針を固めていた。今後、新たな政治団体「みんな!わくわくプロジェクト」を発足させ、支援する。 菅田氏は、現市政を「大型公共事業優先の一方、福祉や教育などが置き去りにされている」と批判。第四学校給食センター建設を中止、着工済みの新市民会館も「いったん足を止め、あらためて計画や財政負担を公開して議論する」とし、子育て支援や雇用対策の充実などを訴えた。 同市長選では、いずれも新人で元県林務部参事の河合博氏(64)、会社役員の橋本将之(まさゆき)氏(33)、元県議の高島陽子氏(45)、市議の小泉一真氏(47)が立候補を正式に表明している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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