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長野赤十字病院、地震災害を想定し救護訓練

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 長野市の長野赤十字病院は21日、地震による大規模災害を想定した「災害救護訓練」をした。けが人の受け入れや搬出態勢を確認したほか、今年は入院患者の避難を想定した訓練を初めて行った。医師や看護師、看護学生、市赤十字奉仕団員ら約400人が参加し、災害時の対応を確かめた。  訓練は、県北部を震源とする地震が発生し、長野市で震度6弱の揺れを観測したとの想定。病院内に災害対策本部を設けて被害状況を確認し、被災して病院を訪れた人のけがの程度に応じて治療の優先順位を付ける「トリアージ」の訓練もした。  このほか、病棟の一部が損壊したとの想定で、病棟から入院患者を避難させる手順も確認。看護学生らが入院患者役になり、建物の外に取り付けられているスロープを使って7階から地上へ降りた。  長野赤十字病院は県の基幹災害拠点病院になっている。訓練後の検証会では、トリアージで使うカルテの工夫や重傷者に対する治療の判断などについて課題が指摘された。救急部長の古沢武彦さん(47)は「訓練の検証をさらに行い、災害に対する職員の意識を高めたい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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