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泰阜小学校の運動会、熱中症か 児童5人搬送、全員帰宅

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 21日午後2時すぎ、下伊那郡泰阜村の泰阜小学校で、同校の運動会の閉会式中と閉会式後に児童計5人が体調不良を訴え、熱中症とみられる症状で同郡内などの病院に救急搬送された。運ばれたのは1年の女子と4年の男女計2人、5年の男女計2人。いずれも軽症で、同6時までに自宅に帰った。  同校によると、この日は全校児童84人が参加して午前8時50分からグラウンドで運動会を開催。午後2時すぎからの閉会式で、5年の女子を除く児童4人が気分が悪くなり地面にうずくまった。5年の女子も閉会式後に頭痛を訴えたため、同校は同2時20分すぎに119番通報した。  湯本英俊校長によると、この日は熱中症対策で児童全員が入るテントを設置していたほか、児童には帽子を着用させ、水分の補給も呼び掛けていたという。湯本校長は「児童や保護者につらい思いをさせてしまい深くおわびします」と話した。  長野地方気象台によると、21日、同村に近い飯田市南信濃の最高気温は30・3度だった。  長野市で医院を開いている岡田啓治医師(内科)によると、季節の変わり目は気温の変化に体が慣れておらず、引き続き熱中症への注意が必要だ。同医院にもまだ熱中症の患者が来るといい「朝夕が涼しくなっても日中の気温が30度前後になる日もある。特に子どもは小まめに水分補給をしてほしい」と話す。  同気象台によると、1カ月先までは高温傾向で、暖かく湿った空気が入りやすい状態が続く見込み。熱中症は気温だけでなく、湿度が高く、風がないといった条件が重なると発症しやすいとし、注意を呼び掛けている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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