佐久の飲食店で強盗　２万円余奪って男逃走

　２４日午前０時ごろ、佐久市中込の飲食店「お食事　金ちゃん」で、男が女性経営者（６８）の口をふさぎ、現金２万円余を奪って逃げた。佐久署によると女性にけがはなかった。強盗事件とみて、同署が７０人態勢で捜査している。 　取材に応じた女性経営者によると、２３日午後１０時に店を閉め、厨房（ちゅうぼう）で後片付けをしていたところ、後ろから口をふさがれたという。もがいて顔を上げて、口をふさいだのが男だと分かったという。男は何も言わず、厨房内にあった売上金を奪って逃げた。 　女性経営者は「いきなりだったのでとても怖かった。男が声を出さなかったので、知っている人かどうか分からない。どう逃げたのかも分からない」と話した。 　同署によると、男は身長１６０～１７０センチ、服装は上下とも黒っぽく、黒い帽子をかぶり、マスクと軍手をしていた。 　現場は、佐久市役所から南に約２００メートル離れた場所で、夜間は人通りが少ない。（長野県、信濃毎日新聞社）