Quantcast
Channel: 信濃毎日新聞
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

伊那で活イナゴの販売始まる 今年は少なめ 保存食に

$
0
0

 秋の風物詩「活(かつ)イナゴ」の販売が24日、川魚や珍味を扱う伊那市上新田の「つかはら」で始まった。甘露煮などにして、冬場の保存食としても珍重される。初日は山形県産を中心に約150キロを販売。今年は台風18号の影響であまり捕れなかったというが、早速、常連客らが訪れた。  イナゴは体長約3センチ。コメどころの秋田や山形、新潟県などで、「取り子」と呼ばれる人が網を付けたバイクで稲刈り後の田のあぜ道を走り、採集するという。生きたまま網袋に入れて販売しており、値段は1袋(約1キロ)3990円。  つかはら前社長の塚原保治さん(69)は「数は少ないが、身は締まっていておいしい」。買い求めた伊那市山寺の主婦(80)は「昔は自分で捕ったが、年を取ると難しい。自分で煮た方が好みの味にできるので毎年買っている」と話していた。  店頭で甘露煮のレシピも配っている。10月いっぱいまで一般に販売し、その後は加工用に回す予定だ。問い合わせはつかはら(電話0265・76・0591)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

Trending Articles