県警鑑識課は24、25日の両日、捜査員らを対象にした捜査用似顔絵講習会を県警察学校(長野市)で開いた。県警本部や各署刑事課から18人が集まり、映像や写真を基に似顔絵を描く練習をした。 鑑識以外の捜査員も、被害者の目撃情報などから容疑者の似顔絵を描くことができる技術を高めるため毎年開いている。25日は、鑑識の捜査員が講師を務め、やせ形と中肉中背の男性の映像を見た後に、全身の絵を描いた。2人一組になり、顔写真を見た相手の証言だけで似顔絵を描く練習もした。 松本署大手交番の舘林弘宗(ひろかず)巡査部長(33)はパトロール中などに容疑者を目撃することを想定し、「逮捕につながる似顔絵を作れるよう技術を高めたい」と話していた。 県警鑑識課によると、県警で似顔絵を描ける捜査員は約260人いるという。(長野県、信濃毎日新聞社)
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